2008年に新蘭字を展示した時は、現代のモチーフを使用したものを何点かデザインして
それを「新蘭字」としました。
2013年、再び「新蘭字」をテーマに展示する事になり、私は再び蘭字と向き合った結果、
もはや蘭字らしい縁飾りやJAPAN TEA等は、パッケージの裏に産地やグラム、賞味期限等の詳細表示を
つければ必要なく、お茶である事が分かるラベルで良い。と考えました。しかし、ただの葉では詰まら
ないものになってしまうので、そこに少し個性をつけ加え、手に取りやすいものにしました。
形も四角に拘っていないので、袋のどの位置に貼って成立し、ただの銀色のパッケージ、ポンッと
貼ってあるだけで蘭字として機能する、自由度が高いラベルです。
これが2013年(今の)私の考える新しい蘭字です。
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